日本小児臨床薬理学会と日本薬剤師研修センターが育成を進める「小児薬物療法認定薬剤師」の第1回認定試験が実施され、256人が合格した。初めての認定薬剤師となる合格者の約半数は、保険薬局の薬剤師となった。小児専門の医療機関に勤務する病院薬剤師にとどまらず、子どもの特性を十分に理解した薬局薬剤師を地域に展開することにより、日常的に適切な用法・用量、剤形等が存在しない小児薬物療法の安全性を高めていくことが期待される。
オール薬剤師で安全確保へ
小児薬物療法認定薬剤師は、小児臨床薬理学会と薬剤師研修センターが創設し、昨年から研修会が行われてきた。子どもの薬物療法に関わる領域で、一定水準以上の能力と適性を持っていることを試問等により確認するもの。研修会と病院での実務研修を修了し、試験に合格することが認定の条件となる。
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