
エスエス製薬は、現在もアレルギー性疾患の治療に汎用されている持続性有効成分エピナスチン塩酸塩を1錠あたり20mg配合した、アレルギー専用鼻炎薬「アレジオン20」(第2類医薬品)を1日から新発売した。エピナスチン塩酸塩の配合量は従来品(アレジオン10)の2倍量で、これは医療用と同量配合。有効成分を増量したことで、つらい鼻水、くしゃみなどのアレルギー性鼻炎症状に、より高い効果を発揮する。
同社では2011年に、医療用成分エピナスチン塩酸塩を日本で初めてOTC医薬品にスイッチした「アレジオン10」を新発売した(当初は第1類医薬品)。エピナスチン塩酸塩は抗ヒスタミン作用に加え、メディエーター遊離抑制作用と抗炎症作用を有し、アレルギー性鼻炎に優れた効果を発揮する。第2世代の抗ヒスタミン薬で眠くなりにくく、服用は1日1回1錠で効果を発揮するという大きな特徴に加え、錠剤は直径6mmの小粒のフィルムコーティング錠で服用しやすいなどの利便性の高さもあり、アレルギー性鼻炎の症状に悩む多くのユーザーから支持を得てきた。
新発売の「アレジオン20」は、エピナスチン塩酸塩を従来品の2倍(1錠あたり20mg)に増量しており、医療用と同量配合となった。就寝前1回の服用で、朝から1日中効果が持続するので、快適に日中を過ごせる。なお、花粉症などの季節性のアレルギー性鼻炎症状に使用する場合は、花粉飛散予測日から服用するか、症状が出始めたら早めに服用を始めると効果的。
脳内への移行性が低い第2世代の抗ヒスタミン薬で、集中力・判断力・作業能率の低下を引き起こしにくい。さらに、眠くなりにくく、口が渇きにくい等も特徴で、アレルギー性鼻炎によるつらい鼻水、くしゃみに、成人(15歳以上)1日1回1錠で高い効果を発揮する。税別希望小売価格は、6錠(6日分)1380円、12錠(12日分)1980円。
同社では今回の「アレジオン20」の発売に合わせ、「アレジオン」のブランドサイト(http://www.ssp.co.jp/alesion/)もリニューアルしており、今後は認知向上に努めていく。