
フマキラーは、「カダン除草王」シリーズのうち、粒剤タイプの除草剤「オールキラー粒剤」のパッケージを刷新、新発売した。同社では、除草剤市場は2012年から緩やかな拡大傾向にあり、16年は約161億円が予測されているなど、「成長が見込まれるカテゴリーの一つと考えている」としている。
除草剤には、粒剤タイプと液剤タイプがあり、このうち粒剤タイプの占める割合が高くなっている。「オールキラー粒剤」はこの粒剤タイプで、メヒシバ、ブタクサ、ハコベなど一年生雑草といわれる一般的な雑草から、ヨモギ、スギナといった多年生広葉雑草、ススキ、チガヤなど多年生イネ科雑草、ササ類など枯れにくい雑草までに対し、根まで枯らすことが可能。
効果は最大約6カ月間持続する(メヒシバの生育初期に40g散布した場合の効果)ため、同一場所での使用は年に2回程度で済む。そのまま散布できる手軽さも特徴。
また今回、農薬に登録されている「オールキラー粒剤」の適用が拡大した。従来品は雑草の生育初期、生育にのみの適用とされていたが、新たに“雑草発生前”にも使用できるようになった。
例えば、一年生雑草の場合、雑草の生育初期には1m2当たり20~40g散布する必要があったが、発生前だと5~20g程度で済むことから、従来の商品と同じ量でも散布面積が広がった。発生前に処理することで、長時間雑草の生えていない、きれいな庭を実現する。
税込み希望小売価格は、400g(個装30本入)918円、900g(個装12袋入)1728円、2kg(個装10個入)3024円、3kg(個装6個入)4428円。