
厚生労働省の「小児・AYA世代のがん医療・支援のあり方に関する検討会」は1日に初会合を開き、全国の小児癌拠点病院の指定要件見直しに向け議論を開始した。特に、15~39歳の思春期・若年成人を意味する“AYA世代”の癌患者の支援などについて議論。構成員からは「拠点病院がAYA世代を含め、どこまでの範囲を診療できるかを議論すべき」などの意見が出た。来春をメドに小児・AYA世代を対象とした癌医療・支援の提供体制のあり方に関する報告書をまとめる方針。
同検討会は、10月に閣議決定された第3期がん対策推進基本計画では、「小児癌・AYA世代の癌医療の充実」が盛り込まれたことから、小児癌拠点病院の指定要件を見直すこと、同拠点病院でAYA世代患者の診療、就学・就労の支援などをどう行うべきかなどを焦点に議論を進める。
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