スイスのノバルティスは、強直性脊髄炎を対象とした抗IL-17A抗体「コセンティクス」(一般名:セクキヌマブ)と、抗TNFα抗体「アダリムマブ」のバイオシミラー(BS)と直接比較する「SURPASS試験」、乾癬性関節炎を対象とした「EXCEED試験」を開始した。アダリムマブのBSとの直接比較試験はどちらの疾患でも初で、ジェネリック医薬品子会社「サンド」が申請中のアダリムマブのBSを使用する。どちらも被験者をリクルート中で、BSと比較して得られたエビデンスを、医師が使用する生物学的製剤の選択で判断材料にしたい考え。
コセンティクスは、強直性脊髄炎、乾癬性関節炎、乾癬治療薬として初めて承認された抗IL-17A抗体。現在80カ国以上で承認されている。今回、サンドが承認申請中のアダリムマブのBSとの直接比較試験を行う。
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