厚生労働省は23日、免疫アレルギー疾患研究10カ年戦略の骨子案を検討会に示した。本態解明、社会の構築、疾患特性の三つの戦略を打ち出し、これらの研究によりアレルギー疾患の「見える化」や層別化治療、先制治療の実現、ライフステージ別の医療の最適化を目指す10年後のビジョンを掲げた。
次回会合で報告書案を議論し、戦略を取りまとめる予定。
骨子案では、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、花粉症、食物アレルギー、アレルギー性結膜炎の6疾患を対象とし、10年間にわたって戦略的に研究を進めることにより、コントロールの改善や防ぐことができた死の根絶、疾患の見える化、層別化・先制治療の実現に向けた医薬品開発などを実現し、アレルギー患者が安心して生活できる社会を作る10年後のビジョンを打ち出した。
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