◆激動であった昨年の製薬業界を振り返っていたのも束の間、年明け早々に米ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)が米セルジーンを約8兆円で買収するニュースが入った。武田薬品がアイルランドのシャイアーを7兆円で買収し、大規模な買収額から大きな話題となったが、BMSのM&Aはその上を行く金額だ
◆武田のクリストフ・ウェバー社長CEOは「世界トップ10企業のうちM&Aをしていない企業はない。製薬業界の研究開発費は他業界と比べ巨額であり特許切れもあるため、買収が必要になってくる」と言う。今年も世界規模の業界再編が加速する激動の1年になる予感だ
◆一方、国内では薬価制度の抜本改革により厳しい市場環境となったが、製薬各社の今期中間決算を見ると、国内の業績悪化を海外でカバーするビジネスモデルが準大手にまで定着しつつある
◆いざ海外に出れば、合従連衡が大規模で行われている戦国時代の様相。日本の製薬各社は5月からの新元号で本当の意味でのグローバル競争にさらされることになりそうだ。
世界規模の業界再編が加速する1年に
2019年01月23日 (水)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
医療機器・化粧品
新薬・新製品情報
企画
寄稿