日本医薬品卸売業連合会(薬卸連)は8日、2019年4月現在の卸経営概況(速報値)を公表した。それによると、売上高の伸び率は0.48%、売上総利益率6.89%、販管費率5.77%、営業利益率1.12%、経常利益率1.58%となっている。営業利益率が3年ぶりに1%台に回復したが、薬卸連は「流通改善ガイドラインを遵守して価格交渉に取り組んだことや、販管費、特に人件費の圧縮や頻回配送の削減などの効率化を進めたことが要因」と分析した。
今回のアンケートは、調査票を発送した薬卸連会員71社(前年比1社減)のうち、回答した53社(回答率74.64%)の結果である。事業所数は1417、従業員数は5万4200人で内勤60.73%、外勤39.27%であった。
売上実績を見ると、年間総売上高は10兆1082億6300万円、年間医薬品売上高9兆0914億600万円、年間医家向け売上高8兆6186億2600万円、1社当たりの月商は158億9300万円であった。
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