京都大学発ベンチャー「タイムセラ」と東和薬品は、パーキンソン病治療薬として販売中の持続性ドパミン作動薬「ブロモクリプチン」について、家族性アルツハイマー病(AD)での適応追加を目的に共同研究契約を結んだ。東和が販売する後発品から新規適応症の承認取得を目指すドラッグリポジショニングであり、今後家族性ADを対象とした治験を実施し、新薬としての承認を狙う。後発品メーカーの東和が新薬開発を行うのは初であり、今後も神経疾患領域を対象に既存薬の新規適応症の探索を進める方針だ。
タイムセラは6月に創業。患者由来のiPS細胞を難病創薬研究開発を活用し、既存薬の別適応症を探索するドラッグリポジショニングによる創薬事業を展開している。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。