沢井製薬の澤井健造取締役専務執行役員戦略企画部長は22日、大阪本社で開いた記者懇談会で、2017年度に買収した米アップシャー・スミス・ラボラトリーズ(USL)などの米国事業について、FDAによる医薬品簡略承認申請(ANDA)の数が伸長している現状を紹介。「承認数を増やすことで競合を高め、価格を抑えていく意思が現れている」とし、19年度も18年度の承認810件、暫定承認211件に近い数が承認されると予測した。
澤井氏は、ANDAは承認数により費用を支払わなければならないため、採算が合わない品目を中心に各社がANDAを整理し、18年以降は多くのANDAが撤回されている現状を指摘した。
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