偏見のない薬剤師育成へ

黒沢薬局長
昭和大学薬学部は、昨年から5年次の実務実習で精神科医療を学ぶ「精神医療実習」をスタートさせた。精神科専門病院である昭和大学附属烏山病院(東京都世田谷区)において3日間にわたって行うもので、精神科病院で5年次の学生全員が必修で学ぶ全国でも初めての取り組みとなる。プログラムでは、病棟で患者と接したり、医師の外来診察を見学するなど、「生の臨床現場」を体験する内容にこだわっており、精神疾患を抱えた患者に対し、偏見を持たずに対応できる薬剤師を育てたい考えだ。
同大では、これまで医学部、歯学部、保健医療学部において精神科医療の実務実習が行われてきたが、薬剤師を養成する薬学部だけが実施できていなかった。
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