エーザイと米バイオジェンは11月30日、両社が開発している早期アルツハイマー病(AD)治療薬として開発中のレカネマブの第III相試験「ClarityAD」の結果が、米国で開催されているアルツハイマー病臨床試験会議(CTAD)に報告されたと発表した。エーザイは同日の説明会で、投与期間18カ月の試験結果を投与後30カ月まで伸ばした分析結果を示し、レカネマブ群はプラセボ群に比べて7.5カ月の進行抑制が予測されるとした。
第II相試験「201試験」結果に基づくモデルシミュレーションでは、レカネマブが軽度なADステージにとどめる期間がプラセボ群より2.5~3.1年延長する可能性も示唆されるとした。大出血を併発した2例の死亡例については、「現時点でレカネマブに起因する死亡ではないと評価している」と、同社の見解を説明した。
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