第一三共は13日、オンラインで開催した「R&Dデー」で、ADC(抗体薬物複合体)の「エンハーツ」、開発中でTROP2を標的にした「Dato-DXd」を主軸に、トリプルネガティブを含む乳癌の早期から後期治療の適応取得を目指す方針を示した。乳癌の治療基盤を確立するため、研究開発を推進する。
エンハーツは、同社の成長を加速している主力品。第III相試験「DESTINY-Breast03」の結果、乳癌におけるHER2陽性の2次治療で無増悪生存期間(PFS)が対照群の4倍となる28.8カ月延長したことから、同適応の承認を今年日米欧で取得した。
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