長野県上田市は13日、災害時を想定した医薬品ドローン配送の実証実験を行った。ドローンが診療所から上田市武石地域で唯一開局している薬局まで飛行し、薬剤師が医薬品を専用の箱に積み込んだ後に診療所に戻り、職員が薬の受け取るまでの往復約6kmを約20分で行うことに成功した。上田市は、今回の実証実験を通じて「医薬品ドローン配送の社会実装に向けて大きな一歩になる」と手応えを示した。
実証実験は、「上田市武石スマートシティ実証プロジェクト事業」の一環として上田薬剤師会の協力のもとで行われたもの。武石地域は2020年に大雨災害を経験し、災害時の物資輸送手段の確保が課題となっていた。
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