輸液・生物由来製品(血液製剤)の特殊な原料等を使用した内用剤の後発品上市状況を調べたところ、109薬効分類中96分類で後発品のない先発品割合が8割以上となっていたことが、1月26日の「医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会」で厚生労働省から公表された。注射剤でも106薬効分類中90分類で後発品のない先発品割合が8割以上だった。
厚労省は、輸液・生物由来製品といった特殊な原料を使用した製剤など、製造方法や原料の特殊性で製造コストが高くなるため、後発品メーカーの企業判断として製造が回避された結果、後発品が存在していないと分析している。
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