◆仮想現実(VR)技術を薬学生や新人薬剤師の教育に活用する動きが広がっているが、課題もある。アプリの開発費、VRゴーグルなどの調達費は数百万円以上に上るが、VRは現実のリアルさには敵わない。VRをいかに効果的に使うかが焦点になる
◆調剤手技を訓練できるVRアプリを開発した薬学部教員は「身体の動きを伴って習得しなければならない場面でVR技術を活用する効果は大きい」と語る。教育アプリの開発に取り組む病院薬剤師も「経験しにくい学びを実現することに意義がある」と言う
◆共通する見解は「通常行けない場所で、できない体験を再現できる点にVR活用の意義がある」というものだ。例えば、仮想空間上に患者宅や入院中の患者のベッドサイドを再現し、その領域を専門とする薬剤師の視点や行動、判断などを疑似体験してもらう方法がある
◆関係者からは、「メタバース薬学部」という言葉も聞いた。将来的に、VRならではの学習コンテンツを集めた教育環境が登場するかもしれない。
薬学生や新人薬剤師の教育にVRを活用
2023年02月20日 (月)
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