三菱ケミカルグループは2月24日、2025年度までの5年間の経営方針に基づく今後の実行計画を発表した。田辺三菱製薬を主体とするヘルスケア事業は、強みのある中枢神経、免疫炎症、糖尿病・腎の3領域と癌領域の一部に資源を集中する。新型コロナウイルス感染症ワクチンの商用化断念や、Muse(ミューズ)細胞を活用した再生医療等製品の開発中止など、領域を過度に広げすぎたことを踏まえ、事業の再構築に取り組む。
三菱ケミカルのジョンマーク・ギルソン社長は、同日都内で開いた記者会見で「本業の領域以外に過度に手を広げすぎてしまった。その結果として大きな損失を被ることになり、強みと相殺することになった。強みに焦点を当てて事業を再構築することを決めた」と表明した。
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