
アンドレアス・ラーベ氏
独アドラゴスファーマのアンドレアス・ラーベCEOは2日、都内で記者会見し、埼玉県にあるサノフィの製造拠点である川越事業所の買収が1日に完了したことを受け、抗癌剤など高付加価値製剤をはじめとする様々な受託ニーズに対応できるよう製造体制の整備に投資し、事業拡大を図ると表明した。現在、包装、外観検査などの機能を持つが、今後経口固形剤の製造ができるよう体制整備を進め、需要を取り込む。
同社は、日本の製造受託需要について、さらなる開拓が可能と見て、国内で本格展開することになった。ラーベ氏は、「川越事業所は全世界に向けての戦略の重要な柱の一つ」と述べ、重要戦略拠点であることを強調した。今回の買収による国内事業規模は開示していないが、日本事業は国内トップ3に入るCDMO専門企業となるとしている。
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