アボットジャパンは3日、グルコースモニタシステム「FreeStyleリブレ」が、海外製造元での調査により、特定シリアルのセンサーが誤って高いグルコース値を示す可能性があることが確認されたと発表した。国内では、使用した患者が低血糖で病院を受診したケースが1件報告されている。今のところ、回収対象品を使用した死亡例や障害の報告はないという。同社は同製品の自主回収を進めている。
同製品は、主にインスリン注射を使用している糖尿病患者の、グルコース値を用いた糖尿病の自己管理に使用する。数値が正しく表示されない場合、使用者が誤ったグルコース値に基づいて必要量以上のインスリンの投与をしてしまったり、実際に必要な糖質の摂取不足につながったりして、潜在的に重症低血糖などの重篤な健康被害を引き起こすおそれがある。
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