医薬品卸のケーエスケー、和歌山県立医科大学、NTTコミュニケーションズの3者は3月30日、和歌山市内の和歌山県立医科大学の施設でドローンを活用した医薬品配送の共同実証実験を公開した。ドローンに搭載した医薬品(偽薬)を、約1.5キロ離れた模擬拠点から大学施設の屋上まで輸送した。カメラによる顔認証システムで受領者を確認後、医薬品をケースから取り出すまでの実証が行われた。
3者による共同検証プロジェクトでは、南海トラフ地震等の大規模災害時の緊急時にドローンによる安定した供給体制構築と共に、平時やへき地輸送などの実現を目指し、今後も実証を重ねていく予定。
【お詫びと訂正】
記事初出時、ドローン実証実験の実施日が「31日」とあったのは、「30日」の誤りでした。お詫びして訂正します。
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