宇津救命丸は12日、東京都内に置いていた本社を会社創業の地である栃木県塩谷郡高根沢町に移転し、業務を開始した。移転記念式典であいさつに立った宇津善行社長は、「豊かな自然と文化に恵まれた環境のもと、地元の人材を登用するなど地域に寄り添ったビジネスを展開し、地域社会に貢献できる会社を目指していく」と新たなスタートに当たっての決意を述べた。
同社は戦国時代末期に、宇都宮氏の御殿医をしていた初代の宇津権右衛門が帰農し、村人の健康を守る目的で救命丸を創製したことに始まる。以来、今日に至るまで、救命丸の製造は400年余りにわたって高根沢町で続けられている。
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