参天製薬は13日、昨年9月に就任した伊藤毅社長のもとで策定した2025年度を最終年度とする3年間の中期経営計画を発表した。米国事業の整理や人員削減、コスト最適化など構造改革を進めて利益率を改善し、25年度に売上高2800億円、コア営業利益560億円の達成を目指す。26年度以降は、近視や眼瞼下垂の新規領域で大型製品の上市を計画しており、その価値を最大化できるように3年間で基盤を再構築する。
21年5月に発表した25年度まで5年間の中期経営計画を改め、新たな計画を策定した。これまで米国事業が赤字続きで成長できず、見込んだ計画とずれが生じていた。売上は右肩上がりで増えているが、中国での売上鈍化、本社機能の人員拡大など様々な要因で利益率が段階的に下がっていることも課題だった。
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