塩野義製薬は1日、2030年度を最終年度とする中期経営計画を上方修正した。20年発表時の目標値を引き上げ、25年度に売上高5500億円、30年度に同8000億円の達成を目指す。20年の時点では特許切れで27~28年頃に縮小すると予想した抗HIV薬領域の持続的な成長を見込むほか、上市に成功した新型コロナウイルス感染症治療薬が今後も収益の柱になるとして、計画を変更した。海外の自販体制の確立にも力を入れる。
20年の発表時には、24年度に売上高5000億円、30年度に同6000億円の達成を掲げていたが、良好な将来展望を背景に、目標値を引き上げた。22年度の売上高4267億円に比べ、30年度にはほぼ倍の規模を目指すことになる。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。