バイエル薬品は、AIソリューションの販売を相次いで発表した。
AIソリューションを手がけるHACARUSと開発しAIを活用した画像解析ソフトウェア「カルリバーリージョン」の販売、情報提供活動を開始した。造影剤のEOB・プリモビストによる造影MRI画像から腹部肝臓領域の情報をコンピュータ処理し、処理後の画像情報を診療のために提供するプログラムで、MRI画像より事前学習モデルから周囲と比べて信号値の異なる領域を自動で抽出し、カラー表示したカラーマップを作成することにより、医師による読影を支援する。
読影を行う医師は1人の患者につき、何百枚という画像データから総合判断するが、読影には熟練を要する。同ソフトは読影を補助する。
また、クラウド型の画像診断支援AIプラットフォーム「カランティックデジタルソリューション」の販売も始めた。様々なメーカーが開発した画像診断関連のAIアプリケーションにアクセスして活用できるプラットフォームで、クラウド上において連携可能なベンダーニュートラルなソリューションを提供する。