|
川崎二郎厚生労働大臣は25日、9月1日付で発令する予定の幹部人事を発表した。官僚トップの事務次官には、辻哲夫厚生労働審議官が昇任し、戸刈利和事務次官は辞職する。局長級では、医薬食品局長に農林水産省大臣官房審議官〔消費・安全局併任〕の高橋直人氏が起用され、福井和夫局長は辞職する。
このほかの幹部人事では、厚生労働審議官に上村隆史職業能力開発局長、大臣官房長に太田俊明政策統括官〔労働担当〕がそれぞれ就任する。また、健康局長に外口崇大臣官房技術総括審議官、老健局長に阿曽沼慎司大臣官房長、政策統括官〔社会保障担当〕に薄井康紀内閣府官房審議官〔経済財政運営担当〕らが起用される。
中島正治健康局長、磯部文雄老健局長、塩田幸雄政策統括官〔社会保障担当〕は辞職する。
高橋新医薬食品局長は、1954年2月6日生まれの52歳。76年3月に東大法学部を卒業し、4月に旧厚生省に入省。年金局企画課、大臣官房総務課、医務局医事課課長補佐、福井県厚生部医務薬務課長など経て、91年3月に大臣官房政策課企画官で薬務局企画課医薬品副作用被害対策室長を併任した。その後、健康局国立病院部企画課長、年金局総務課長などを経て、04年7月から農水省に出向していた。