文部科学省は27日、2023年度に新設した予算事業「地域の医療ニーズに対応した先進的な薬学教育に関する取組支援事業」の公募結果として、広島大学、熊本大学、名古屋市立大学、山陽小野田市立山口東京理科大学の4大学4件を選定したことを公表した。県を跨いだ中山間地域における臨床実習のほか、医療デバイス機器による在宅医療の疑似体験などIT技術を活用した教育プログラムもあり、へき地や在宅など地域の医療課題に対応できる薬剤師を育成する。
同事業は、少子高齢化による医療環境の変化、薬剤師の地域偏在、薬学教育の質保証等への対応が求められる中、地域の医療ニーズを踏まえた優れた教育プログラムの支援を目的に、今年度から3年かけて実施するプログラムを対象に年間800万円ずつ補助するもの。27大学17件の申請から4件が選定された。
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