◆1カ月間に福島県を2回訪れる機会があり、地域医療の課題を目の当たりにした。6月下旬に余暇で訪問した町は昨年に避難指示が解除され、役場や学校のほかコンビニエンスストアなど生活に必要な施設の整備が進むが、診療所や調剤薬局を含め常設の医療機関はなかった
◆その半月後には取材で福島県を訪れた。観光地として賑わうエリアだが、市内の薬局スタッフは地域住民の減少とそれに伴う医療機関の閉鎖や不足を危惧していた
◆地域医療の厳しい現状を見せつけられたものの、同時期に明るい話題も耳にした。訪れた町とは異なるが、避難指示が解除されて間もない福島県の町へ年内に調剤薬局を新設する方針だと調剤チェーン関係者から聞いた
◆地方での調剤薬局の新設に当たっては利益面で難しいこともあるが、地域のライフラインとして存在感を発揮したいと理想を語るだけではなく、行動に移した上で、その関係者が「利益追求だけではやりがいがない。地域医療に貢献をしたい」と語る姿は頼もしかった。
福島県における地域医療の課題
2023年07月24日 (月)
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