◆持病の高血圧症で、月に1回は薬局に行って降圧薬を処方してもらっている。つまり、月に1回は薬剤師と顔を合わせることになる。薬は1種類だけ。通院が4年くらい続いているが、処方変更などはない
◆筑波大学医学医療系の小曽根早知子講師らの研究チームが面白い研究を報告している。コミュニケーションスキルの一つで、他者を尊重しつつ、自身の感情や要望を率直的に自己表現する「アサーティブネス」を薬局薬剤師がとることと、処方変更との関連が見出されたという
◆アサーティブネスな自己表現が高い薬剤師ほど、医師の処方変更を伴う提案を頻繁に行うことが分かったのである。このことは、医師と相互理解を深めようとする薬剤師のアサーティブな自己表現が医師の処方変更を促すことを示すものと言える
◆アサーティブネスは教育によって向上するコミュニケーションスキルと言われている。薬局薬剤師に対するアサーティブネス教育の充実を図ることで、薬物療法の安全性向上に寄与することが期待される。
薬剤師のアサーティブネスが医師の処方変更を促す
2023年07月21日 (金)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
企画
寄稿