![左から北川氏と上田氏](https://www.yakuji.co.jp/wpyj-002/wp-content/uploads/2023/07/y12773_03-01.jpg)
左から北川氏と上田氏
神戸薬科大学は、2024年度の入試から地域枠選抜を開始する。鳥取、島根、高知、福井の4県の高校生らを対象に試験を実施し、最大計10人を選抜する。大学卒業後に地元で薬剤師として働くことを条件に、在学中の授業料を3分の1に減免するほか、住居費などを支援する。地域医療への貢献という同大の理念に基づいて導入を決めた。各地方の自治体や薬剤師会とも連携し、薬剤師偏在対策につなげる。授業料を大幅に減免する地域枠を導入したのは、私立大学では明治薬科大学に続き2校目。
来年2月の一般選抜と同日に地域枠選抜の試験を実施し、成績上位順に学生10人を選抜する。試験は一般選抜と同一の学科試験のほか、面接を実施する。学生の質を担保するため、足切りラインを設ける。一般入試等と合わせた24年度の募集人員は、前年同期比10人増の計280人となる。
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