国内後発品メーカーの日本ジェネリックと日新製薬は、医療用医薬品供給状況データベース(通称:DSJP)を運営する一般社団法人asTasとの協議で医療従事者に向けた供給状況の情報提供を拡充し、全製品の包装規格単位の供給状況一覧データをPDFに加えて、エクセルでも自社ウェブサイトに掲載することにした。一覧データがあるとDSJPへの入力作業は容易になる。こうした動きが各社に広がることで、業界一丸の協力体制によって供給不安に対応している姿勢を社会に示すことになりそうだ。
DSJPは、製薬各社が販売する医療用医薬品の限定出荷や供給停止、販売中止、通常出荷等の情報を幅広く網羅したウェブサイト。代替品を検索する機能もある。医療現場が求める包装規格単位の供給情報をタイムリーに掲載するサイトは他にない。1カ月間の閲覧数が100万PVに達するなど、多数の医療従事者や医薬品卸関係者らが一次情報を確認する社会インフラになっている。
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