沢井製薬は24日、プロストン系緑内障・高眼圧症治療薬「イソプロピルウノプロストン点眼液0.12%『サワイ』」と緑内障・高眼圧症治療薬「ラタノプロスト点眼液0.005%『サワイ』」の2製品を自主回収すると医療従事者に伝えた。いずれも承認規格には適合しているものの、規定の許容限度を超える化学物質が製剤に混入していることが判明したため。同社による調査で、特定の容器ラベルに起因することが確認され、当該ラベルを使用した製品ロットを対象に回収することにした。
混入している化学物質について同社は、潜在的発癌リスクを低減するための医薬品中DNA反応性(変異原性)不純物の評価、管理のためのICH-M7ガイドラインで「発癌性が不明の既知の変異原性物質」と定義されるクラス2に分類されるジオキシベンゾンとしている。
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