クラシエ薬品は、「漢方セラピーシリーズ」のゴールドシリーズにおいて、聴力低下、耳鳴り、めまいに効く医薬品「滋腎通耳湯エキス錠クラシエ」(第2類医薬品)を全国の薬局・薬店、ドラッグストアで発売した。
加齢性難聴や聴力低下は、認知症やうつ、フレイルにつながる症状として注目されており、その予防や対策は社会問題の一つに捉えられている。
同社が40代以上の男女1万人に対して行った調査では、聴力低下を自覚している人は77%に上り、鼻炎や頭痛並みに自覚者が多く、日常生活への支障度も高いことがうかがえる結果となった。
そのうち7割以上の人が「聴力低下を改善したい」と回答する一方で、「老化現象なので仕方ない」「何をしたらいいか分からない」との理由から、未対処、未治療の割合が高く、意向と実態が乖離している実情が明らかになった。
こうした中で同社は、対処意向がある40代以上の男女に対して、加齢による聴力低下を改善する漢方薬を試してみたいかを聞いたところ、57.6%が「とても試したい」「やや試したい」と回答。高いニーズがあることが判明した。
また、聴力低下実感者は目のかすみ、物忘れ、頻尿などの症状も併発しているとの結果が示されいる。
漢方セラピーのゴールドシリーズでは、加齢に伴う諸症状に対処できる漢方薬のラインナップを揃えているが、今回「滋腎通耳湯」を追加することで、より細やかなニーズに応えていく考えだ。
120錠(8日分)で希望小売価格(税込み)は2970円。