
会見する具氏(中央)
東京医科歯科大学は1日、学内で連携して感染症対策を行う「TMDU感染症センター」を設立した。新型コロナ対応で構築した臨床、基礎、社会医学の3分野の基盤を連動させた感染症研究、教育・診療の推進や、国内外の専門家や行政、医療機関、研究機関と連携した感染症対策の立案を行っていく。センター長に就任した具芳明氏(統合臨床感染症分野教授)は、「感染症へのリスクマネジメントを強化することで、診療、検査、創薬、ワクチン開発等の感染症に対抗する研究開発につなげ、国際公約となっている100日ミッションの着実な達成に貢献したい」と意欲を語った。
同センターは、同大がコロナ対応の課題を踏まえ立ち上げた「統合臨床感染症分野(臨床医学部門)」「感染症健康危機管理学分野(社会医学部門)」「ハイリスク感染症研究マネジメント分野(基礎医学部門)」を基盤に設立された。これら3分野を連動して従来の活動を発展させ、新たな感染症に立ち向かう強い社会の実現を目指す。
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