アステラス製薬は、5月に米国で承認を取得し、今年度末に米国で533億円の売上を計画していた閉経に伴う中等度から重度の血管運動神経症状の新薬「ベオーザ」(フェゾリネタント)について、9月までの想定需要が下回っているとして、第3四半期の進捗を踏まえて通期予想を見直すことにした。
岡村直樹社長CEOが1日、2024年3月期中間決算説明会で明らかにしたもの。岡村氏は、7万人の医師へのアプローチ、医療保険者とのカバレッジ率2割は想定通りに進んでいるとした上で、「保険外の使用が想定を下回り、保険プランでカバーされていても処方に当たって事前承認を求められる手続きの負担が影響し、想定した処方量が出ておらず第2四半期段階の売上は13億円にとどまり、期初予想を下回った」と説明した。
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