バイエル薬品は11月29日、医療用医薬品部門コマーシャルオペレーション・アジア太平洋地域(APAC)責任者を務めるイン・チェン氏が来年1月1日付で社長に就任すると発表した。同社は「グローバル人事の一環によるもの」と説明している。2021年9月から社長を務めているフリオ・トリアナ氏は引き続き日本バイエル代表、バイエルホールディングス社長を継続する。
チェン氏は、マッキンゼー(中国)で製薬・ヘルスケア業界を専門とする経営コンサルタントとしてキャリアをスタートし、12年にビジネスコンサルティングの中国・APAC地域のシニアディレクターとしてバイエル中国に入社し、マーケティング責任者などを務め21年7月から現職に就任した。同氏は北京大学で生化学、分子生物学の理学士号を取得し、米国のロチェスター大学で生物学博士号を取得している。