中央社会保険医療協議会は11月29日の総会で、2024年度診療報酬改定に向け、在宅における訪問薬剤管理の評価をめぐり議論した。患者の在宅移行時に、処方箋交付前に薬剤師が処方提案して内容変更された場合に評価を行うよう日本薬剤師会委員が求めたのに対し、支払側委員は現行の重複投薬・相互作用等防止加算を引き合いに、同加算の中で評価できるよう提案した。
患者の退院から初回訪問までの在宅移行時は、薬剤師が残薬管理、服薬管理方法の検討など、在宅での薬物療法の業務を行っているが、患者の処方内容確認・調整を評価する「在宅患者重複投薬・相互作用等防止管理料」では、処方箋交付前に薬剤師が医師と連携して処方内容を調整し、処方提案による変更内容で処方箋が交付された場合、評価の対象外としている。
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