日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は定例会見で、JACDSにおける2023年の実施内容および今後の事業計画を公表した。今後の事業計画では、全体的目標を「尊敬される企業集団を目指す」と「2025年にドラッグストア業界を10兆円産業にする」とし、基本テーマには「予防・治療・介護の拠点たるドラッグストアづくり」や「健康生活拠点『健活ステーション』機能確立への環境整備」など10項目を掲げた。池野隆光会長は、医療行政とエコの二つを挙げ、「この二つについて業界がどのような役割を果たせるかが、日本の将来に向かって非常に大きいことだと理解している。来年迎えるJACDS25周年を一つの節目として、次の時代に邁進する業界でありたい」との考えを強調した。
池野氏は、ドラッグストア業界全体の競争環境に言及。「価格は一つの大きなポイントになると考えられるが、価格だけではなく、店舗の魅力も含めて競争環境はもっと厳しくなっていくだろう。そうした中、小売業においては、だんだんと淘汰が進んでいくと思っている」と述べた。
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