第一三共は、腫瘍増殖・転移に関わるTROP2を標的にするADC(抗体薬物複合体)「DS-1062/Dato-Dxd」(一般名:ダトポタマブデルクステカン)について、治療選択肢が限られるトリプルネガティブ乳癌を対象に日本を含むグローバルで第III相試験を開始した。
同剤は、癌事業を支える国際戦略品である「エンハーツ」に続くADC。トリプルネガティブ乳癌患者では約80%にTROP2が発現しているとの報告があるという。開始した試験は単剤療法または免疫チェックポイント阻害剤デュルバルマブとの併用療法によるもので、2種類ある。
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