政府の「創薬力の向上により国民に最新の医薬品を迅速に届けるための構想会議」の初会合が昨年12月27日に開かれ、創薬エコシステムの核となる組織「先端創薬機構」の設立を構成員が提案した。現状では不十分なスタートアップに対する資金や人材の支援を狙いとしたもの。今春をメドに中間取りまとめを行った上で、「経済財政運営と改革の基本方針(骨太方針)」に盛り込みたい考え。
同会議では、国民の医薬品へのアクセス確保、創薬力強化に向けた検討を行う。既にドラッグラグ・ロス、医薬品の安定供給等の課題への対応策を議論する会議体は厚生労働省等に設けられているが、「全体を俯瞰して総合調整を行う司令塔機能」を持つ。
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