
ギリアド・サイエンシズ日本法人のケネス・ブライスティング社長は19日、都内で開いた説明会で、2030年までに売上高の3割以上をオンコロジー領域にする方針を示した。CAR-T細胞療法「イエスカルタ」「テカルタス」、Trop-2を標的とした抗体薬物複合体(ADC)のサシツズマブゴビテカン(海外製品名「トロデルヴィ」)の3製品の基幹ブランドで伸長を図る。
イエスカルタは、大細胞型B細胞リンパ腫の治療薬として国内承認済み。トロデルヴィについては1月のトリプルネガティブ乳癌の国内申請に続き、26年にはホルモン陽性/HER2陰性乳癌、それ以降は尿路上皮癌、非小細胞肺癌の上市を目指す。テカルタスについても、急性リンパ性白血病、マントル細胞リンパ腫の適応で上市を予定している。現時点と将来予定のMR数、売上高は開示しなかった。
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