国立長寿医療研究センター長寿医療研修部高齢者薬学教育研修室の溝神文博室長を研究代表者とする厚生労働科学研究班は、「多職種連携推進のための在宅患者訪問薬剤管理指導ガイド」をまとめ公表した。在宅医療における多職種間の情報共有不足の解消を目的としたもので、薬剤師間、医師、看護職等の各職種ごとに、円滑な連携に向けて薬剤師に求められる業務を整理して示している。
在宅医療や介護施設に関わる薬剤師のほとんどが多職種連携の重要性を認識している一方、実際に情報提供を行っているのは看護職以外の職種では1割以下にとどまる。また、薬剤師による患者情報の収集が不十分なために情報提供されていない実態もある。
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