武田薬品は、世界で7000億円超を売り上げ、成長を牽引する潰瘍性大腸炎・クローン病治療薬剤「エンティビオ」(日本名「エンタイビオ」)を製造する光工場(山口県光市)に同剤のバイアル製剤の製造ラインを増設し、CMOに委託していた同製剤の大部分を内製化した。充填工程に滅菌済み機器を1回だけ使うシングルユースシステムなどを導入し、無菌保証の強化を図った。
光工場は、「エンタイビオ」のバイアル製剤を日本を含む全世界に向けて製造する拠点。新たな製造ラインは約70億円を投資し、1月31日から稼働を開始した。具体的な製造量は開示していないが、製造能力は従前の3倍以上に増強した。
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