漢方製剤等が国民の健康と医療に貢献し続けることを目指し、2016年に日本東洋医学会と日本漢方生薬製剤協会が立ち上げた「国民の健康と医療を担う漢方の将来ビジョン研究会」(将来ビジョン研究会)は、先月都内で今年度の研究報告会を開催した。今回はテーマを「コロナ後の医療における課題と漢方薬の必要性」とし、先の研究会提言に掲げられたフレイルに対する漢方の有用性に焦点が当てられた。
さらなるエビデンス集積目指す
将来ビジョン研究会は、より一層の漢方医学の研究と共に、エビデンスの一層の集積、原料生薬の安定確保、製品の安定供給等の課題に取り組むべく、東京都健康長寿医療センター理事長の鳥羽研二氏を代表世話人に各方面のアカデミアによる世話人、また日本医師会・日本薬剤師会などの医療関係組織や国立医薬品食品衛生研究所等の研究機関のトップ等が委員として参画。研究報告会を毎年開催している。
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