東京都医師会の尾崎治夫会長は9日の定例会見で、小林製薬の紅麹関連製品摂取による健康問題発生を踏まえ、診療所医師と薬局薬剤師に対して、サプリメント等の健康食品摂取に関する情報を患者に確認するよう求めた。患者に対しても、薬剤師に健康食品の摂取に関する情報を伝えるなど相談してもらうことが望ましいとした。
尾崎氏は、日本医師会健康食品安全対策委員会の委員長を務めた経験から、小林製薬の紅麹関連製品による問題を踏まえ、健康食品の分類等について改めて説明。健康食品を「生活習慣の改善を図り、その上で補完的な意味合いで摂取すべきもの」と位置づけ、サプリメントに関しては「錠剤やカプセルで提供されるため、用法・用量を超えて摂取する人が出てくる。結果的に、サプリメントによる健康被害が多い」との見方を示した。
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