今月から2029年度まで6年間の第8次医療計画が全国でスタートしたことに伴い、各都道府県は薬剤師の地域・業態偏在を解消するための薬剤師確保計画を始動させている。多くの県が不足傾向にある病院薬剤師に関する数値目標を導入するなど、病院薬剤師の確保を強調した計画となった。大学卒業後に県内病院に一定期間就業すれば奨学金返還を免除する奨学金返還支援事業や基幹病院から地域病院への薬剤師出向などの施策を講じることで、病院薬剤師不足の解消を目指す。
病院薬剤師数に関する目標を盛り込んだのは福島県、茨城県、千葉県、山梨県、静岡県、滋賀県、島根県、広島県、山口県、福岡県。高知県や青森県は数値目標は示していないが、現時点から病院薬剤数を増加させる目標を明示している。
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