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関心が高まるギャンブル依存症

2024年04月19日 (金)

◆なかなか完治が難しい疾病に依存症がある。アルコールや薬物等の依存症は以前から問題視され、様々な治療法と依存脱却のための支援策が行われてきたが、最近では米大リーグを巻き込んだ事件に関係してギャンブル依存症に関心が集まっている
◆依存症の全国拠点事業を担う「依存症対策全国センター」によると、ギャンブル依存症に対して正式に認可された治療薬はないが、抗うつ薬、オピオイド拮抗薬、グルタミン酸作動薬、気分安定薬などの有効性を検討した研究が医学論文として公表されているという
◆抗うつ薬では、パロキセチン、フルボキサミン、セルトラリンなどの有効性が検討されたが、奏功・否定の両結果が報告されており一致した効果は見出されていないようだ
◆オピオイド拮抗薬では、ナルトレキソンやナルメフェンの有効性が検討された結果、ギャンブル欲求の減弱、行為の減少効果が示され最も有望と考えられているが、あくまで研究段階とされている。依存症には支援活動と共に治療薬の研究開発が待たれる。



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