◆急激な円安で国力の低下が指摘されている。ドル円相場も約34年ぶりとなる1ドル154円台にまで値下がりし、空前の訪日外国人客と物価高に直面する国民生活とのコントラストが現状を物語る。「安い」を連発する外国人の声を聞くと、日本が先進国の座から滑り落ちたことを実感する
◆気がつけば革新的な生成AIが世界を席巻し、米国一強の構図ができていた。政策金利5%以上の高金利にも関わらず、インフレに負けない強い経済を維持する米国。ドル独歩高の現状を見れば国力の違いは明らかだ
◆製薬業界でもここ数年、新薬開発におけるドラッグラグ・ロス問題が浮上している。かつて欧米から承認が遅れるラグはあったが、日本で開発されないロスはなかった。ラグ解消も束の間、事態は一層深刻になった
◆世界医薬品市場での日本の地盤沈下は著しく、「世界屈指の創薬国」の看板も危うい。円安で製薬企業は好調だが、ほとんど海外の稼ぎで国内は薬価引き下げで停滞している。国力の低下は確実に製薬業界を覆いつつある。
国力の低下が招くことは
2024年04月22日 (月)
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