◆小林製薬の紅麹サプリの健康被害問題はどこまで取り上げるべきか?食品は対象外では?悩みの殻を割ったのは旧知の厚生労働省OBの言葉。「人の口に入って被害が起きた。健康問題として重大な関心を持っている」
◆こう考えた。地域包括ケアでは健康維持、予防、治療、ケアまで切れ目ないサービスを想定し、健康食品も薬も適正に用いるための助言と指導を薬剤師、登録販売者が担う。その中で生活者は被害を受けた。政府が5月末メドにまとめる機能性表示食品制度のあり方では法改正が視野に入る。製造、販売の現場に大きく影響する。取り上げない理由はない
◆しかし、健康食品は門外漢。行政資料、論文、書籍を漁り、不明点は消費者庁、学者、医師、薬剤師に尋ねた。無季言子は12日号の社説、17日号では現場で必要な対応と制度改正の方向性を書いた
◆19日に消費者庁の検討会が始まった。記事で提起した論点と相違はなかった。実効性ある改革案を打ち出せるか。食品衛生基準行政が移管された消費者庁の姿勢が問われる。
健康問題として
2024年04月24日 (水)
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