◆昨年に比べて今年は桜の開花は遅かったが、4月は一気に気温が上がり地域によっては真夏日まで記録した。気象庁も向こう3カ月の気温を高めと予想しており、ゴールデンウィーク期間中の屋外活動では熱中症予防など暑さ対策が必要になりそうだ
◆気温の上昇と共に活動が活発化してくる蚊などの衛生害虫への対策も忘れてはならない。現在、南米のブラジルやアルゼンチンなどで感染者や死者が急増しているデング熱。ネッタイシマカやヒトスジシマカが媒介する感染症だ
◆今年に入り米州では、既に約520万人の感染例が報告され、約1500人の死者が確認されているという。幸い、近年は国内で感染者は発生していないが、これから夏を迎える北半球の人の移動で蚊が紛れ込む可能性もある
◆デング熱に限らず蚊が媒介する感染症は少なくない。感染予防対策としてワクチンや内服薬も存在はするが、最も手っ取り早い対策は忌避剤の塗布。今夏、熱中症対策と共に正しい忌避剤の使用方法も薬局店頭などで啓発していくべきだろう。
衛生害虫対策を
2024年04月26日 (金)
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