16日に第276回医療・医薬品情報研究会

2024年05月07日 (火)

厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会(制度部会)は、改正薬機法施行後5年を目途とした改正に向けて議論を開始した。医薬品等の開発から市販後までの制度改善を目指すなか、4月に開催された制度部会で医薬局から情報提供GL施行後はMRによる誇大情報提供の不適切事例は減少傾向だと報告された。背景には「医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドライン」(2018年、情報提供GL)を受け、各社厳しい対応により委縮していることもあろう。

現場では「他社製品との比較など、先生が聞きたい話に一切答えられない。会社側として言って良いことしか言えない」との声が聴かれる。この状態を「アントニオ猪木VSモハメドアリみたいに噛み合わない状態」と評するのはコンサナリスト(コンサルタント&ジャーナリスト)の川越満氏。コロナ禍により急速にDXが進んだが、「オンライン面会で1回失敗したら次はない」とも聴く。

そのなかで、他社製品情報や自社製品との比較情報を提供すること自体は規定に抵触しない――との情報提供GLに関するQ&A(その4)が、今年2月に厚労省より発出された。直接面会の制限は緩和されたものの、医師の働き方改革により、時間が圧縮されており、「ターゲット」に会えるか否かはMR次第。

少し前の調査だが「呼ばれたMRの活動はわずか3%」。残る97%の呼ばれないMRは仕事を続けられないのでは――川越氏は、その危機感に動かされ、「呼ばれるMR大全」を著し、そのための「44のアクション」を紹介している。当日は医師の働き改革下でも「呼ばれるMRへの道」が示されるものと期待される。

日時

2024年5月16日(木)15:00~17:00

会場

ビジョンセンター日比谷(ハイブリッド)
(東京都千代田区有楽町1⁻5⁻1 日比谷マリンビル3階)

演題

医師の働き方改革を「呼ばれるMR」育成と支援のチャンスに変える
~情報提供GLで“あっち側”(敵)になったMRを“こっち側”(味方)に変える方法~

講師

川越 満 氏(木村情報技術株式会社 コンサナリスト事業部事業部長)

参加費

会員(無料)、非会員(リアル、オンラインとも5,000円)、学生無料
※リアル参加を希望される非会員の皆様には、当日会場受付時に参加費を申し受けます。

出欠のご連絡

2024年5月13日(月)までにお願いします。
※申し込みは下記【参加フォーム】へ
https://forms.gle/Mdo56TsXWcwgSszBA

※リアル参加は会員優先です。
※オンライン参加希望者には、事務局より5月15日にまでに参加用ZoomURLを、また非会員の方には振込口座番号も合わせてお知らせします。5月中のご入金をお願い致します。
※随時会員募集中 t.tanaka@ytl.jp

主催

医療・医薬品情報研究会
https://www.ijouken.jp/

事務局・連絡先

学校法人 医学アカデミー 薬ゼミトータルラーニング事業部
〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-18-3錦三ビル5階
専用ダイヤル 03-5577-4907
担当:田中・秋山



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